2012年9月26日水曜日

誰も教えてくれない病人の生き方




産経新聞に紹介されていたので買ってみました。
病人になってしまったものの五里霧中な生き方をしているので勉強になりました。

著者は身体の難病を複数抱えていて、闘病生活で悟ったことを書いています。
身体症状によって得た教訓ですが、教訓自体は精神疾患にもあてはまると感じました。


読んでいて共感したところは、
 自分だけが損をして取り残されていくような気持ち
 俺だけ違う世界にいっちまったんだ


参考になったのは
 頑張らないことを頑張る

はっとさせられたのは
 試練をいくら越えても、その先にかつての自分はいない


読んでいて確かにそう思っている。そうだよなぁと思うことが多々ありました。

読んでいて一番心に響いたのは
 病気になる前、あなたにはどれだけの価値があったのでしょう?


自分がやっていたのはクレジットや銀行のシステム開発で、 作れば業務が効率化して銀行やカードが会社に利益は出るが、効率化した分その仕事をしていた人の仕事が無くなりリストラされる。
それは幸せなことなのだろうか?と考えたことがあります。


価値があったのか?あったかもしれないが胸を張ってあったと私は言えない。
それを考えると、病気になり生き方が変わってしまったことは実は良い事なのかもしれない。

そう考えさせられた一冊。


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