埼玉に来ても薬は飲んでいた。
でも寛解で飲んでいれば平気だった。
初めは研修だったから何とかやれた。リハビリにもなってちょうど良かった。
ところが、住むところを指定しておいて配属されたところは片道2時間以上かかった。電車の乗り換え2回。さらにバスに乗り換えだった。下りだったから電車もバスも待ち時間が長かった。
遅番でも朝アパートを出る時間が早番の時と変わらなかった。
仕事が終わってもバスが無いから1時間以上待った。
結局アパートに着くと23時とかだった。
契約が違った。というか決めた人がバカだった。
その人の上司が謝ったけど時すでに遅し。
体がまたおかしくなってきた。
仕方ないからまたIT土方の仕事を始めた。
今度の会社は理解があったからかなり配慮してくれた。
その年は天気が悪かった。しょっちゅうゲリラ豪雨だった。
気圧が変わりすぎて体調が崩れまくった。
そのとき通った精神科の先生は薬をガンガン出す先生だった。体調が崩れたこともあって思考できず言われるままに薬を飲んだ。一日20錠くらい飲んだ。
頭がおかしくなって救急に担ぎ込まれた。
記憶が飛んだ。感情が平板化した。計算ができなくなった。覚えられなくなった。
その精神科の医者は最低な医者だった。
東京にいたときに通っていた医者に変えた。
薬が半分以下に減った。
少し記憶が戻った。感情も少し戻った。計算は複雑なのはやっぱりできなかった。覚えることは難しくなっていた。ほんの少し前にしたことも直ぐ忘れるようになった。
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